首が痛くて動かせない、左右に顔を向けることができないと言う人がたまにいます。
先週に来られた一歳のお子さんの育児中の若いママさんもいそうでした。
昨夜、風呂で首を動かしていて痛くなったけれど、今朝起きた時から首が痛くて起き上がることもできなかった・・・そうです。
動かしてもらうと右には少し、左には全く痛くて首を動かせません。もちろん反らす事はできません。たぶん、どこかで首が凝ってて痛いので揉んでもらような治療を受けていたんでしょう。でないと、風呂で首を動かしたくらいで悪化はしません。温熱療法で良くなることはあってもです。
揉みこんで炎症を起こした首を風呂で温めて悪化させたんだと言うのが本当の事だとは思いますが、そんな事ははさておき、痛くて首が動かせないと言う患者さんを何とかして差し上げないといけません。
脈を診ると沈・細・腎虚です。子育て中のママさんは寝不足気味で家事で考たいへんな状況でしょう。こういう人にはまず、自律神経処置を施しながら仰向けのまま首を少しづつ動かしてもらいます。するとあれ?不思議!だんだん動くようになります手足のツボに置鍼している鍼が経絡を通じて痛くなっている首の軟部組織に影響を与えて血流を増加、筋を弛緩させて行きます。この方法だけでも当初の痛みの7割は取れるようになります。
あとは、弱っている臓腑の強化をV字置鍼法で行いほとんどの痛みを取っていきます。大事なのは急性期に炎症が起こっている患部を攻めないこと揉まないことです。攻めても極最小のトリガーポイントのみへの刺激量に収めることです。攻めすぎると小さな炎症部位が大火事になってしまいます。そうなると首は動かせないほど痛くなります。足首を捻挫して腫れて痛みのある時に揉んで痛みを取ろうと言う人はいないでしょう。
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