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酵素について②

  • 執筆者の写真: keikouto59
    keikouto59
  • 2023年7月25日
  • 読了時間: 3分

酵素の種類

酵素は体内で作られる体内酵素(潜在酵素)と外部から取り入れる(食物酵素)に分けられます。潜在酵素は食べたものを分解する消化酵素と生命活動に必要な代謝酵素に分かれます。食物酵素は生きている物、生のものに多く含まれ加熱調理によって酵素が失活してしまいます。食物酵素が生きている状態で摂取すると体内で自己消化をして、体内の消化酵素をあまり使わずに分解してくれます。


一日に作られる酵素の量は一定という理論から、消化酵素を節約して、代謝酵素が温存できれば代謝能力がアップし、体内の解毒力も、老廃物質の分解能力も向上するという理屈です。ファスティングの理論も、断食することによって代謝酵素をフル活用して細胞を活性化することができるのです。   


これら人の潜在酵素は「細胞」と「腸内細菌」が作っています。

酵素は英語でエンザイム(enzyme)と言います。コエンザイムと言うのは補酵素と言い酵素の働きを助けます。ビタミン、ミネラルは補酵素だそうです。


食物は「消化酵素」が消化し、栄養として吸収されます。 生きるために「代謝酵素」が働きエネルギーを作ったり、新陳代謝を行います。それから 、 微生物の作る酵素があります。腸内細菌が作る酵素がナンバーワンで身体で作る酵素よりも多くの量が作られています。

昔からある漬物が発酵食品であるように手作り酵素は「発酵飲料」となります。

発酵とは微生物、または微生物の酵素が人間にとって有用な物質を作り出したり、有効な手段になったりすることです。

人間の役に立てば「発酵」と言い、腐って食べられなくなれば「腐敗」となります。「発酵」によって味がよくなり、栄養価が増え、吸収が良くなる。免疫力がアップし新陳代謝が良くなります。


私たちの体には「常在菌」が住んでいて守っていてくれます。私たちの皮膚表面には1cm²には、1000~100万個の微生物が住んでいるそうです。皮膚と常在菌はセットで私たちを守っていてくれているそうで、その常在菌を素手で材料を攪拌することで作り発酵を手伝ってもらい自身になじみの良い酵素を作ります。


発酵食品には免疫物質がたくさん含まれています。微生物は微生物同士で絶えず勢力争いをしています。そして、相手にやられないように自分をまもる「免疫」を作ります。発酵食品を食べるとこの免疫物質が摂れて体の免疫が高くなります。


免疫の70%は腸の「常在菌」から作られています。「脳内幸せ物質」と言われる神経伝達物質のセロトニン、ドーパミンの元も腸内細菌が作っています。手作り酵素を漬け込むと常在菌がタルの中でどんどん増え、それを飲むと腸内細菌となり爆発的に増えます。


そのほかに手作り酵素は生物が生きるために必要なエネルギーを作っている「ミトコンドリア」を摂取できます。ミトコンドリアは細胞小器官で「ブドウ糖・酵素・酸素」を元にATPと言うエネルギーを作っています。ATPは乾電池のようなものでこのエネルギーで生物は生きています。

この過程は細胞内のミトコンドリアで行われています。車に例えるとブドウ糖はガソリンでミトコンドリアはエンジンです。このミトコンドリアは熱に弱く45℃で死んでしまいます。現在の食事は加熱調理が多いので、漬物はミトコンドリア食品と呼ばれてるくらいです。加熱しないからミトコンドリアが生きているのです。


このように手作り酵素はいろいろ利点があるようなので今後も続けていこうと思います。

 
 
 

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