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複数の原因を見つける

  • 執筆者の写真: keikouto59
    keikouto59
  • 2022年5月27日
  • 読了時間: 2分

2~3ヵ月前から右肩こりがひどくPCのキーボードを打っていると右肩から前腕の橈骨辺りまでが痛くなり1年前からはマウスを握ると小指、薬指が痺れていたと言う40歳代の男性がいらっしゃいました。


お仕事をお聞きすると立ったまま右腕のみを酷使する動作、作業のようです。立位の状態で腕を降ろしていると右肩から痛みが指先まで広がるそうです。右肩は下がり右骨盤は上がっています。


そこで、いつも通り骨盤を整え背骨を整えていきました。仰臥位で肩関節や鎖骨を整えていきます。いつもならこれくらいでほとんど改善しますがこの方の場合はまだ改善しません。まだ診落とした症状を発生させる異常個所があるのかな?と探していくと右手舟状骨や月状骨が少し飛び出ているように思います。そこでそれらを整え凸であった骨がある程度納まったかな?と思った頃、テストして頂くとグーパーしても違和感も無くなったそうなので終了としました。


でも、この方の場合、翌週来ていただくとまた、症状が戻って来てしまっていました。

同じ右腕を酷使する仕事をしているので戻りやすいようです。そんな毎週の治療の繰り返しをする中でも当初のいろんな症状は取れてきましたが全く気にならなくなったか?と言えばそうではなくその都度、肩関節周辺や腕、背中の筋肉を治療させていただきましたがそれでもすっきりとはなりませんでした。


この方は、そんな治療結果しか出せない私の治療にもあきらめず根気よくいらして下さいました。私もこの方の期待にお応えしたいと他の原因は何かないかな?と思っている時、施術が終わって坐位になってもらい背骨のアライメントを診るとかなりの右側弯になっています。

ご本人にお伺いすると20代からそうだったということでした。あれほど伏臥位で背骨のアライメントは診ていたつもりなのに坐位では診ていなかったのを反省し申し訳ない気持ちで次回からは側弯の治療も加えながら治療しました。それからは症状も戻ることも無くなり良い状態になられました。


症状が改善されない場合、どこかに診落としがないか?と自分の思込みを捨て施術することの大切さを再認識する出来事でした。私のスキルもまだまだです。

 
 
 

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