top of page
執筆者の写真keikouto59

腰椎椎間板ヘルニア

定期的に来られている人のご紹介でいらっしゃった50代の女性。


左臀部から下肢の外側が足先までが痛くて痺れているとの事。整形外科を受診して腰にヘルニアが写っている画像を見せられて低周波や腰部の牽引、局部麻酔、ロキソニンの服薬、シップの加療をしていたけれど改善しないと言うことで来られました。


部屋に入って来られた腰に巻いたコルセットが痛々しい。いつものようにまずは立ち姿を拝見すると腰よりも首の付け根を中心に両肩甲骨が中央に集中してちじこまり、吊り上がり固まっている感じがします。骨盤も左側が傾いています。もともと手先足先も冷えるそうです。脈状は細・沈です。


いつものように伏臥位になっていただき骨盤の傾き、捻じれをとっていきます。もちろん揉んだり、押したりするのではないただ患部に手を添えておくだけです。仙骨から腰椎、胸椎と愉骨していきます。愉骨で背骨が整って行くにつれて背骨の歪みが改善されてくるので温かくなってきてるそうです。肩甲骨も肋骨にへばりついていて、しかも下部頸椎寄りに吊り上がって固まっている感じでしたのでそれも緩めました。ある程度、整ったので立って歩いていただくとずいぶん楽になっているそうです。仰臥位になっていただき緊張の強い大腰筋を緩めるました。そこでもう一度歩いていただくと更に楽になったようで両肩も楽になられたとの事でした。


年末年始の関係で2回目が年始の初回から2週間後になってしまいました。

コルセットの必要な痛みは無くなったそうですが左下肢の外側の痺れが後ろ側に変わったそうです。今回も前回のように骨盤の傾き、捻じれ、背骨の歪みを取ってゆきます。力は入れません、痛みで悲鳴を上げている身体が私の指の刺激が心地よいと反応するわずかな刺激、身体が治癒したいと刺激を受け入れる程度、身体自身が解放してゆこうとするような微小刺激の治療です。最後に坐位でもう一度背骨に指をそっと添えて愉骨して終了。テストとして歩いていただくと痺れもなくなっていました。

閲覧数:10回0件のコメント

最新記事

すべて表示

顎関節捻挫

55歳女性。 朝起きてから右顎のコメカミがズキンズキンと痛くなって2~3日様子を見ていたけれど治らないのでいつもの掛かり付け歯科を受診したがレントゲン検査などの結果、「顎関節捻挫」でしょうと診断され、日常生活上の気を付けることを説明され終了したとのことです。...

めまい

70歳女性 季節の変わり目にめまいが起こり例年困っているけれど年齢のせいか今年はひどい症状で10日ほど不調で病院を受診した。 でも特段異常はないとのことで薬も出してもらえなかったとのこと。 この方もいつものように骨盤、背骨、頚椎を整えてから頭の各骨をソフトタッチで整えていき...

顎の痛みと耳からの出血

62歳女性 日常生活では何の支障もなく生活されていますが好きな旅行で飛行機に乗ると着陸時に 耳が痛くなり耳の中から出血してしまうとおっしゃる方。 どうもその時の痛みようは三叉神経が刺戟されて起こるようで特に左下顎神経領域全体に...

Comments


bottom of page