79歳男性 12月19日右下肢が痛いのと力が抜けて歩行がおぼつかないと言って杖を付いていらっしゃいました。
10月初旬に家のベンチに座っててそのまま転倒し救急車で搬送され脳内出血の処置をされたそうです。12月2日に腹部動脈瘤のクリッピングでしょうか?オペもしているそうです。腎臓の働きも悪くこのままでは人工透析の心配があるとのことで降圧剤を服用されているそうです。
診させていただくと左骨盤は下がり左右腸骨は捻じれています。特に胸椎の5番辺りまでは後ろに盛り上がりお顔が前に突っ込んでいます。家では仰向けになったままで枕を高くした状態でテレビを観ているそうです。それ以外は横向きになってスマホを診ているそうです。その姿勢は左下にして横向きで操作しているようです。そうなると立位でもそのような骨盤の傾き捻じれ、胸椎の後彎になります。
念のために目をつむったままで両手を前に出してもらったままの状態で問診を続けました腕が下がる様子もなかったので脳からの原因は除外してもいいように思いました。お話をお聞きしていると15,6年前に病院で2,3か所が腰部脊柱管狭窄となっていて手術を勧められていたそうです。
そこで、いつも通りうつ伏せになってもらって骨盤の傾き、捻じれを整え、背骨を整えます。その頃には下肢の痛みも無くなったようです。足も温まってきたそうです。肩甲骨の動きを出してから仰向けになっていただき横隔膜をリリースしたころにはずいぶん楽になったそうです。それから立っていただき歩いてもとても歩きやすくなっていました。
コメント