この時期になるとマラソンの練習も追い込みがたたって傷んでやってくる人がいます。
60代の男性は10kmくらいジョギングしてると左臀部から大腿の外側、下腿の外側、親指と痛くなるそうで立ち止まり少ししゃがみ込むと楽になり走れるようになるそうです。
数年前から足裏にゴミがあるような感覚になっているそうです。症状的には腰部脊柱管狭窄症のような感じでしょうか?
早速、仰向けになっていただきお腹を触るとキンキンに張っています。押さえても痛くはないそうです。ご本人は腹筋で硬くなっているのだろうと思っていたそうです。
伏臥位になっていただき臀部、大腿、下腿と調べてゆくと左が固いのが確認できます。
仙椎、腰椎、胸椎と診ていくと椎間の狭い所や起立筋の硬いところがあります。
脈は平のようです。そこで、腰部の椎間から出て腰、下肢部を走行している神経が支配している深層筋に対して刺鍼をいていきます。
治療していくと臀部、下肢も温かくなって腹部も柔らかくなってきます。歩いていただくとだんだん軽くなっているそうです。そんな治療をマラソンまで4回しました。
(追記)
後日、ご本人から「当日は、魔法にかかったのか?と思うくらい不思議に痛みが出ないで完走できました。」とうれしいご連絡をいただきました。
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