急な側弯による症状
- keikouto59
- 2023年11月1日
- 読了時間: 2分
9月中頃から10月にかけて今年の特徴的な症状の方がいらっしゃいました。
72歳女性
突然、左肩から心臓周辺にかけて痛み出し心臓が悪くなったのかと慌てて病院受診したが何処も異常なしとのことでメインテナンスでも来院している当院に連絡されいらっしゃいました。
「痛くなった原因について何か身に覚えがありますか?」とお尋ねしても「思い当たることはないんですけど?」とのことでした。
そこでいつもの様にルーチンで施術していきます。
途中、仰向けになって頂く頃には左肩の痛みも治まってきたようです。その時に「そう言えば、痛くなる2,3日前に農家の方に分けて頂いている30kgのお米を2俵車に積んでそれから家まで一人で抱えて運んだのを思い出した!!」とのことでした。
施術の最後に坐位で背骨の曲がりを診ると見事に右に側弯していました。それを丁寧に修正する頃には左の肩の痛みも、反動で発症していた右鎖骨周辺の痛みも消失していました。
62歳男性
毎年、農家さんから新米を分けてもらっていて今年も3俵ほど取りに行かれたとのこと。
今回、担いでいる間に身体がおかしくなったとのことです。両腰骨の周辺や左首から肩にかけて痛むそうです。左骨盤が下がり右肩甲骨が下がっています。早速、うつ伏せになっていただき骨盤の左下がりや捻じれを取っていきます。背骨もS字にカーブしていますので大まかに修正していきます。側臥位になり肩周辺を整え仰臥位になる頃にはずいぶん楽になってきました。最後に坐位で残った背骨の歪みを修正する頃には腰や肩の愁訴も消失していました。
76歳女性
左肩の激しい痛み(右も痛む)と左耳の痛みがあり耳鼻科に行っても耳に異常ないとのことでいらっしゃいました。
背骨を診ますと右に側弯しています。この方は使わなくなった縦簀(結構、重いそうです)を担いで近所のお家まで運んで行ったそうです。運び込まれたお家の人も「そんな重い縦簀(長い日除け用の物)をよくも運んで来たね!!」と驚いていたそうです。
この方は、上肢や肘の捻じれ肩関節のずれを修正をして最後に背骨の右側弯を修正すると痛みも消失しました。
コロナ禍で弱った身体の自律神経系、免疫力の低下からなのか骨格筋の復元力の低下?瞬発的に出力された筋の伸び縮みの状態が元の状態に戻らなくなっているのだろうと思います。
歳を取ればますます健康に留意していかねばならないことを改めて実感しました。
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