75歳女性
自転車に乗ろうと片足スキップをした時ちょっと足首が変だな?と感じたけれど程なく
用事を済ませることも出来てその日はそれほど気にならなかったそうです。
しかしその後、様子を見ていてだんだん痛くなり湿布をしたり冷やしたりしていたけれど痛みは治まらず患部も青黒く変色し浮腫んできて杖を使わないと歩けなくなったので整形外科を受診。
レントゲン、CT検査の結果足首のマジックテープでの足関節装具を処方されたけれど一向に痛みがひかないと言うことで受傷後2ヶ月経って来院されました。
治療室に入られる姿は杖に頼って傷めた右足は使えていません。
診させて頂くと右骨盤が下がり捻じれています、その上この方は腰椎5番が左に傾いています。普段から骨盤が傾き、捻じれていて尚且つ腰椎5番が傾いているので片方の足にかかる負荷はもともと異常になっています。それが瞬間のちょっとした動作の時に靭帯、血管など軟部組織の損傷を起こしてしまったのだと思います。それらが軽微に損傷すると結果として骨のアライメントの異常を来たすのです。治療に際して、足関節の腓骨、距骨、脛骨、中足骨のアライメントも整えました。それからそれが安定するために足関節に弾性包帯を巻いて終了しました。その後、アライメントが安定するように5回ほど治療させていただき終了しました。
以前も、風呂掃除で、天井をしようと風呂のヘリに立ち上がって掃除している時にちょっと捻ってしまって湿布を貼ってたけれど浮腫んで痛みがとれないと言う方が来られました。
私もそうですが年齢が高くなると脳が思っているほどの動きが出来ていない「自分」に気づく事が多々あると思います。気を付けて生活していくようにと自戒しながらの治療でした。
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