スポーツ障害
- keikouto59
- 2022年7月14日
- 読了時間: 2分
高校野球の県予選のシーズンになりました。
1か月前からボールを投げると右肩が痛くなっているという高校生がやってきました。
お聞きすると5日後に試合があるとのこと。高校生活最後の大会だそうです。
痛い個所をお聞きすると右肩前面の結節間溝辺りです。二頭筋長頭腱關係かな?と
思いながら脈診すると脾虚気味なので補うツボを選穴して腕を上げてもらうと、少し楽になったそうです。
伏臥位になってもらって背骨を緩めていきます。腕が痛いと主訴を訴えてもまずは骨盤、背骨のアライメントを整えます。ここで、一度起き上がってもらってテスト(シャドウピッチンッグ)をしてもらうと6/10の痛みになっています。普通にしていると痛みは無くて腕を振り上げる動作をしたときに三角筋(中部)の辺りが痛いそうです。三角筋もそうなんでしょうが私は棘上筋がおかしいと感じられたのでその筋にも単刺するともっと楽になってきました。
仰臥位になってもらって後腋窩壁を調べると筋緊張が強いので広背筋、小円筋辺りを緩めました。再度テストしてもらうと1/10くらいになったそうです。あとは、損傷しているであろう棘上筋を助けてやるための棘上筋へのテーピングをして、もう一度テストしてもらうと0になったそうです。
以前、来院した女子バレーの選手も右大腿部前面が痛いので屈伸、ジャンプができないとのことでしたが原因は右の腸腰筋の機能低下でした。組織のみずみずしい若い学生さんはオーバーユースで傷めることがあります。早く良くなって本来のパフォーマンスを発揮し試合に臨んでもらえたら・・・と願いました。
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