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VIM療法

  • 執筆者の写真: keikouto59
    keikouto59
  • 2022年11月28日
  • 読了時間: 2分

人の身体の運動原理として①相反抑制②交差性抑制③自原抑制があります。


①は例えば肘を曲げた時に上腕二頭筋が収縮しその拮抗筋が緩むというもの②は足踏みをするときなど一方を伸ばすと一方は曲がって弛緩しているというもの③は過剰な張力が筋に加わったとき筋や腱が破断されないようゴルジ腱器官によって筋弛緩の働きが起こるというような運動原理です。これらの作用は下位中枢で起こっています。


この他に上位中枢で起こるものに半球間抑制と言うのがあります。これは、大脳、中脳、小脳、延髄などで起こる抑制です。

例えば、脳梗塞で左の脳細胞のある部分が壊死を起こすとその細胞の支配領域だけが動かなくなるのではなく半球間抑制で脳梁を介して右脳の方で左脳を全て抑制してしまう仕組みです。


VIM療法はこの運動原理を利用して皮質脊髄路から神経伝達で各筋、腱、軟部組織に指示が行われているのを利用した健側からのアプローチで患側の状態を改善させるという方法です。この方法は私の場合は、通常の治療法でも改善しない肩や腕、足の症状の時に使っています。


もちろん創始者である松栄勲氏は脳梗塞での後遺症の人へも効果をあげていらしゃるそうですが私はまだまだです。修練して将来その域まで技術を磨きたいと願っています。


 
 
 

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