世の中にはいろんな理由から健康法がたくさん発表されてあります。
私は健康法として今までにお話ししている自律神経系を十二分に機能させる事と正しい姿勢の維持を心がける二点が重要だと考えています。
一つは正常な自律神経系の働きを維持させる事です。
私たちが生きている現代は、「ストレス社会」といってもよいくらい、諸々のストレスに満ち溢れています。カナダの医学者ハンス・セリエ(1907年-1を982年)はストレスを起こすストレッサーを次の4つにわけています。
1物理的ストレッサー・・高温・騒音
2化学的ストレッサー・・・大気汚染、酸素不足、栄養障害
3生物的ストレッサー・・・病原菌など
4精神的ストレッサー・・・対人関係、精神的苦痛
自然環境においても社会環境においても10年前とは比べようもないくらい過酷な環境に置かれています。日常生活においても例えば昔は農家の人と言えば人力もしくは牛馬を使って田畑を耕作していました。今は機械化され昔のように酷使された身体を観かけることも少なくなりました。普通に生活していても気候もずいぶん変わって来ましたしPM2.5などの大気汚染もあります。このような以前とは比較にならないくらいの外部環境の変化にさらされ毎日を生き抜いていかなければならない状況で身体の内部環境を恒常的に維持させていく自律神経系はよりハードな活動を強いられるようになっています。原因不明のアレルギー疾患、免疫機能不全の症状も多くなっているようです。人間関係もギスギスし、より複雑になっているように思います。心療内科の数も増えうつ症状を訴えるケースも多くなっています。ストレスは恒常的に身体に影響を与えてしまいます。そして、体内の内分泌系、循環器系を含む微小毛細血管の血流障害を含む多くの調整システムの変調をきたしその人の一番弱い部分が機能低下し痛みなどを起こし不定愁訴として家主に状況の改善を訴えていくのです。
では、それら自律神経系の正常な働きを維持するために家主自身が心がけていくべき健康法は何でしょうか?
それは至極簡単なことです。不快なことをなるべくしないようにし我慢しないようにし心地よいことをするように心がけることです。生きがいを見つけ、自分でやりたい趣味を持ち、楽しい時間を作り没頭し精神を日常のしがらみ、抑圧、責任から解放してやることです。でも、それは今の時代容易なことではないですね。でも、楽しいことワクワクすることを自ら見つけ出し選択し生きることが良薬となるのです。
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