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ばね指

  • 執筆者の写真: keikouto59
    keikouto59
  • 2023年3月31日
  • 読了時間: 2分

75歳 女性


2ヶ月前から右薬指が曲がらなくなり無理に曲げると痛くて伸びないという方がいらっしゃいました。車のハンドル操作でも支障が出ているそうです。


骨盤は左が下がって右肩は下がっています。それに伴って背骨は左に少し湾曲していて右体側が縮んでいるようになっています。これでは右の上肢や右体側に何がしかの症状が出てきてもおかしくありません、指先の症状の原因の多くは指先への血液の供給が必要な血流量に達していないことが多くてその為その周辺の組織(腱鞘の炎症が起こり次第に肥厚して下ていきま中の健が滑らなくなるからです。)の変性が起こります。整形外科で痛いところに注射したり、肥厚した組織を切開、切除する方法が一般的だと思います。


いつものように傾いた骨盤を修正し、背骨を整えていきます。この方の場合、腰から背中にかけてほぼ全部の骨と骨の間が狭いように感じましたのでじっくりと椎間を広げていきました。


この過程で右肩への不要な緊張は少し改善してきました。肩甲骨の動きを診るとばね指の側はカチカチで動きが悪く肩甲骨の裏へも指が入りません。そこで肩甲骨の動きを付け可動域を広げていきます。滞っている上肢の経絡を流して仰向けになっていただきます。


それから上腕、肩鎖、胸鎖関節を整えます。薬指の指節間関節、中手指節間関節を整えるころにはグリグリとしていた腱鞘の肥厚も柔らかくなって動かしても引っかからなくなったそうです、


 
 
 

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