無痛、身体にやさしいソフトな治療法
大峰鍼灸整骨院



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頚腕痛
1.頸部軟部組織障害
1)急性頸部筋々膜症(=寝違え)
①病態
頸肩背部の強い運動制限を伴う急性の痛みの代表原因に、「寝違え」があります。しかし同様の病態に、日中仕事をしいるうちに次第に寝違えた感じがしてくることもあります。これら急性に生じた頸部の筋々膜痛を総称して、急性頸部筋々膜症と呼びます。
症状のメカニズムはあきらかでないですが、何らかの原因で筋の短縮が生じた、該当筋を伸張させようとする動作で痛みを発するのだと思われます。すなわち筋の伸張による痛みです。
筋の短縮(過剰収縮)自体は鈍痛様ですが、筋の伸張痛では鋭い限局性の痛みを生じます。
2)外傷性頸部症候群(頸椎捻挫)
①病態
代表例にムチウチ症がありますが、今日では正式病名としては用いられていません。交通災害に限らず、外傷性機転により発症する頸部痛を、頸椎捻挫あるいは外傷性頸部症候群とよぶようになりました。
すなわち頸部に瞬間的に外力が働き、頸部が受動状態で伸展屈曲の過剰負荷が加わった病態を言います。
2.頸肩腕に起こる症状として
a.軟部組織障害型
頸部の筋々膜症頸椎の捻挫による。いわゆるムチウチ症の90%は本タイプ。頸痛、頸部運動制限
b.自律神経障害型
急性の頸椎捻挫型が治らないと慢性化し、3ヶ月を経過すると自律神経障害型になることがあり、頸部交感神経刺激症状を生じます。これをバレリュー Barre-Lieou 症候群とよびます。
バレリュー症候群=軟部組織障害型+頸部交感神経刺激症状(嘔気、不眠、手のシビレ、耳鳴り、眼精疲労など)
c.神経障害型
神経根障害型と脊髄障害型に分類できるが、ムチウチ症で生ずることは少ない。神経障害型は、慢性期になって徐々に発症することはありません。つまり初診時に本徴候を認ない例は、神経障害型を否定できます。
2.頸部神経根症
1)病態:頸部神経の根部における圧迫
※硬膜管の中の脊髄から神経が枝分かれして椎間孔を通って脊柱管から出ていく、その枝分かれした部分を「神経根」とよびます。
2)代表疾患
脱出した髄核による神経根圧迫→頸椎椎間板ヘルニア(30~40才代)、骨棘による神経根圧迫→変形性頸椎症(40才以上)。
3)症状:頸部痛+上肢の知覚低下(デルマトームに従う)、筋力低下。
※上肢痛は、神経根障害の症状ではなく、神経走行途中の絞扼で生じます。
椎間板ヘルニアの際に、しばしば上肢が痛むのは、多くは筋緊張による神経絞扼障害が合併した状態です。
3.胸郭出口症候群 Thotacic Outlet Syndrome:TOS
胸郭出口部における腕神経叢と鎖骨下動脈の絞扼障害。
頸肋症候群、(前)斜角筋症候群、肋鎖症候群、小胸筋(=過外転)症候群の4つに分類します。
胸郭出口症候群の大部分は、頸部外傷に瘢痕化した、頸部斜角筋により生ずるか、肥満・巨乳・加齢により肩甲帯が下垂することによって生ずるのが多いようです。
症状:上肢の痛み、シビレ、ダルサなど。
①上肢の痛みは、ピリピリ、ジリジリといった痛み。上肢症状は末梢神経分布に従います。
※神経根症では、デルマトームに従った知覚鈍麻が起こります。
②鎖骨下動脈が圧迫されるので、上肢は冷えを伴うことが多い。
※神経根症では動脈圧迫を起こさず、冷えは生じません。
1)(前)斜角筋症候群
斜角筋隙(前斜角筋、中斜角筋、第1肋骨上縁で囲れた部位)を腕神経叢と鎖骨下動脈が走行しています。前斜角筋緊張のため、前斜角筋と中斜角筋の間で、腕神経叢と鎖骨下動脈が圧迫された状態。
鎖骨下静脈は前斜角筋の前側を通るので、圧迫されることはありません。
2)肋鎖症候群
鎖骨と第1肋骨の間隙から、鎖骨下動・静脈と腕神経叢が出て上肢に枝を送っている。なんらかの原因によりこの間隙が狭くなり、上肢のシビレや痛み、冷えが出ている病態。
3)過外転症候群(=小胸筋症候群)
肩関節外転時に小胸筋の烏口突起 停止部で鎖骨下動・静脈が圧迫された状態になるもの。
【治療】:本来、急性期は症状のある部位を直接触ることはしないようにしています。外力からの受傷であって軟部組織の断裂、炎症が考えられる場合、触ることによって侵害刺激が発生し返って悪化することを嫌うからです。慢性に移行したものであっても症状のある当該部位が原因ではないことが多いので鑑別するためにも最初からは触りません。
まずは、その人の形(骨盤、背骨、肩の位置など)姿勢を観察します。それから、上肢を構成する筋、骨、肩鎖関節、胸鎖関節・・・も調べ誇張法を基本に骨格を整えていきます。
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